【岩瀬レポート】企業版ふるさと納税による資金調達
2022年9月22日
9月に入り晴天が続きました。養生期間中の芝生にとっては非常にうれしい天気です。
実は芝生の育成(特に夏芝)にとって、夜間の気温も非常に大事なポイントです。日照時間や昼夜の気温、天気予報を気にしながら散水するタイミングや量を決め、また、生育状況を見ながら肥料の量を調整し散布回数を決めていきます。病虫・病害と戦いながら徹底した管理を経て、普段皆さんが各地のスタジアムで見ている常緑なピッチは保たれています。
写真は本日の朝早くに撮影したため、夜露で芝生が覆われています。晴天が続いたことと肥料の効果もあり、芝生の密度も色も仕上がってきました。ただし、まだトレーニングができるレベルには至っていません。9月中旬頃からスタートできると予測していましたが、今シーズンの使用は難しいかもしれません。
さて、前回は場所の選定についての裏話を公開いたしましたが、今回は本整備における資金調達の方法「企業版ふるさと納税」について現状を踏まえご説明いたします。
個人版ふるさと納税は既に皆さんもご存じかと思いますが、居住地に納める税金を、自分の故郷などに納める仕組みとなっています。
ただし、大半の方が故郷とは関係なく、返礼品を求めて各地へ納税を行っているのが現状でしょう。
一方で、企業版ふるさと納税は返礼品や直接的なメリットはありませんが、企業の利益に課せられる本来払うべく法人関係税から最大で寄付額の9割が控除される仕組みとなっています。
実質1割の負担で、応援したいプロジェクト(地方創生計画)に対して寄付ができるということです。企業版ふるさと納税の正式名称は、地方創生応援税制といいます。県内でも多くの自治体が地方創生計画を内閣府に提出し承認をもらっていますが、令和2年度から控除額が拡充され、制度自体が利用されやすくなったにも関わらず、秋田県内の自治体に対する寄付額は全国の0.5%、約1億7千万円にとどまっています。
本プロジェクトは上記を大きく上回っており、その規模がご理解いただけると思います。
現在、述べ3年間を通して寄付意向をいただいている総額は既に1億円を上回っておりますが、総工費2.5億円にはまだ遠い状況です。
是非、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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