潟上市内における天然芝サッカーグラウンド整備事業

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【岩瀬レポート】Jリーグを通じて風穴が開く

2022年10月6日

一気に気温が下がりました。公園等に使用されている葉が太めの「野芝」をはじめとした日本芝は少しずつ枯れ始め、休眠入りしていきます。本整備で使用されているタホマ31の休眠入りはもう少し後になります。芝生の生育気温の目安は、最低気温と最高気温を足した温度です。東日本のスタジアムで多く使用されているティフトンと呼ばれる芝生の生育気温が26℃であるのに対し、タホマ31は22.5℃です。潟上市の平年気温で照らし合わせると、芝は11月初旬頃まで生育しその後休眠入りしていくことになります。

現在の状況はというと、9月は予想以上に気温が上がり成長遅れを取り戻すことができました。週一程度であれば練習を行っても良いくらいのレベルまで成長していますが、地面の固さが目立っており、不陸と呼ばれるデコボコも改善しなければならない状況です。選手たちが怪我無く思いっきりトレーニングができるよう、丁寧な整備が必要となります。

知らない方も多くいると思いますが、株式会社ブラウブリッツ秋田にはスポーツターフ事業部が存在します。既に10年目を迎える同事業部では、県内のスポーツ競技が行われている芝生のグランド管理を行っています。
立ち上げ時は、我らがマザータウンのにかほ市にあるTDK秋田総合スポーツセンターと、にかほグリーンフィールドの、述べサッカーグラウンド4面相当に値する面積を管理してきました。その実績をもって5年前にソユースタジアムのグラウンド整備の管理も受託しています。限られた予算の中で、当たり前ではありますが毎年違う自然環境と戦いながら、常緑のグラウンドを維持できるよう管理しています。そんな中でJリーグ入りを果たしたことから、これまで秋田では手に入れづらかったサッカー業界で培われてきた国内外の知恵と知識、情報が入り始めました。本来であれば、企業秘密のような扱いをされる高い技術ですが、選手たちが怪我なく安全に安心して練習や試合が行えることを第一に考えているからこそ、業界内のネットワークが構築されており情報交換が頻繁にされています。言うなればJリーグを通じて風穴が開いたということでしょう。

さて、お気づきの方もいると思いますが、当サイトトップページの最下部に企業版ふるさと納税を通して本事業に対し、ご寄付いただいた企業の皆様を掲載しておりますのでご覧ください。
最後に、次あたりで来年度に計画しているクラブハウスについてお話ししていきたいと思っています。お楽しみに。

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