潟上市内における天然芝サッカーグラウンド整備事業

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【岩瀬レポート】遂にプレオープン!?

2022年12月31日

2022年、ラストレポートとなります。

実は2022シーズン最終戦の前日、プレオープンのような形で初めてこのグラウンドでトレーニングを行いました。
7月に苗撒きを行い、早ければ9月末頃もしくは遅くとも10月には使用できると思っておりましたが、様々な要因で大幅に遅れが生じていました。時に、人工芝や野芝での練習を余儀なくされていた選手たちに、何としても今年、整備された本グラウンドで練習を行わせたい一心で整備してきました。

芝生の密度をあげることはもちろん、起伏を修正したり、硬さを直すなどの作業を行っていただき、一面綺麗な緑に覆われ整備が完了しているように見えます。
それでもまだ起伏は残っており、「これで怪我に繋がってしまったら」という不安がなかったかと言えば嘘になります。しかし、試合前日の練習場所の確保ができなかったことや、トレーニング時間が短いことなど様々な要素が重なったことから、本グラウンドでの実施が決定しました。
余談ながら、何もないピッチに、前日懸命にラインを引いてくれたスタッフには本当に感謝です。

私としては、選手たちに秋田でこうしたスポーツターフのピッチが整備されたことを実感してもらいたかったこと、グラウンドに立ってもらい、来シーズンに向けここで成長していくイメージを持ってほしかったのが本音です。来シーズンに向けた強化策の一環との考えもありました。

2022シーズンが終了し、続々と選手たちの移籍や加入のリリースが出されていますが、チーム強化におけるベースとなる大事な要素は3つあると考えています。
一つ目は選手自身が秋田で成長できるイメージを持てるか?といった「環境」です。環境とはグラウンドやクラブハウスはもちろん、メディカル面やトレーニングジム等の有無などハード面のことを指します。
二つ目は「資金」であり、選手年俸に直結する部分です。既存選手の成長とチームへの貢献に対して他クラブに負けない評価がしっかりとできるか、そして、新たに強力な戦力を加えられるかはこれにかかっているでしょう。ブラウブリッツ秋田にとって一番の苦しい部分ではありますが、一朝一夕で強化できることではないため、徐々にベースアップを図れればと思っています。
そして三つめはクラブが持つ「フィロソフィー」の存在です。ブラウブリッツ秋田が秋田らしく戦うための指針であり、応援してくれる方々との約束でもあります。これは、チームのみならず、フロントスタッフ、ファン・サポーター、地域の皆さんとの一体感を醸成してくれるものであるとも思っています。
この三つのうちどれが欠けても最高の結果は残らないと思っています。素晴らしい環境が合って、莫大な資金があっても、クラブがどのようなスタイルを貫き、どのようなサッカーを応援いただいている方々に提供していくのかといった理念がなければ、良い結果には繋がりません。

三つのうちの一要素が秋田に揃い始めたことは、今後のチーム強化においても大きな一歩となります。ひとつひとつ、一歩でも、半歩でも前へ。

前回の最後で次はクラブハウスのことを、と書きましたが今回はグラウンドのことを書かせていただきました。次こそは、クラブハウスについてもご報告させていただきます。

最後になりますが、2023シーズンも何卒応援のほどよろしくお願いいたします。
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